昨日、学校からどうやって帰ってきたか全く覚えていない。 通いなれた通学路だから、何も考えずに走ったけど、なんとか家にたどり着いていた。 あれから少し冷静に考えて――――…… 日誌を先生に出すのを忘れたことに気付いた。 更には鞄を置いて来てしまって。 「はー。学校行きたくない……」 私は思いっきりため息をついた。