痛…… ……くない。 何でだろうって不思議に思って、怖くて閉じていた目を恐る恐る開けてみた。 「久……世、くん?」 まず、目に飛び込んできたのは久世くんの姿だった。 床に仰向けに寝転んでいる久世くん。 私はその上に覆いかぶさるような体制を取っている。 顔は息がかかるくらいに近くて……