一side


      ・・・
俺は舞と二人で甘味所に行くつもりだったのに…

「ボソっ)何故(ナニユエ)あんたまでついてくる総司」
「ボソっ)そんなの決まっているでしょ?
一君と舞を二人っきりにさせる訳ないじゃん(黒笑)」

ムカつく…
総司はよく舞といるからいいものを…

「一!着いたぞ!
早く入ろ!!」

そんな俺の心と裏腹に舞は凄い笑顔で俺を呼ぶ

そんな姿も可憐だ…

俺は舞に続いて甘味所に入った

「一!こっち」

手招きをする舞の隣へと腰を下ろそうとした

「一君はこっち」

俺の腕を引っ張り俺の隣は舞ではなく舞の前に座る総司の隣だった

「ボソっ)総司、あんた俺の邪魔をするな」
「ボソッ)邪魔ってなぁに?」

わざとらしい…

「一?
食べないの??」

三色団子を俺の前に突き出す舞

「あ、あぁ…食べるよ。」

突き出された三色団子を受け取り口へ運ぶ

うむ…
美味い