美しく咲き誇る





ズクズク

ジクジク

赤く咲き乱れる花は散っていく

その花はやがて痛みへと変わるだけ




腕の傷がジクジクと痛み出す

服には赤いシミを作り続ける

急いでなんとかしないと…

「舞!!」

「ススム…」

別に隠す必要のない腕を後ろで組む

「怪我したって本当か?!」

…隠す必要本当になくね?

「怪我は問題ない」

「問題大有りやっ!!」

ススムは私を廊下と言うのに正座をさせ説教をする

いやさぁ?

うん。

何か今まで怪我のことを言われてきたけど

こんなことになるんだったら

他の奴の言う事を聞いとけば良かった