美しく咲き誇る



舞side


しくじった…

私とした事が傷を作るなんて

「舞さん!早く傷の手当を…」

「大丈夫だ。数人の浪士を連れて行く。
早く屯所へ行くぞ」

私は沖田の言葉を適当に返し屯所の方へと体を向けた

沖田が私に何か言いたそうな顔をしていたがそこは見ぬふりをした

そのまま屯所に着き、私は自室に行こうとした

が、

「舞さん!土方さんの所へ行きますよ!」

沖田に引っ張られながら土方の部屋へと連れて行かれた

「ひっじ方さ――――!」

そして初めてきた時同様沖田はスパ―――ンと戸を開けた

そして多分来た時のように…

「総司ぃぃぃぃぃぃ!!
てめぇ!
開ける時は声をかけろォォォォォォ!」

ほら、やっぱり…

「町で浪士との斬り合いになりました」

「何…?」

まぁ、

今日の報告に来たのはわかった。

だが、沖田

何故私を連れてきた?

「そしてその斬り合いの中で舞さんが怪我をしました」

「何だと?!桜咲どこをだ!」

このためかっ!