美しく咲き誇る




土方side


「桜咲です」

「入れ」

食事が終わり桜咲と幹部と近藤さんを俺の部屋へ呼んだ

「俺はお前の試合を見ていないからなんとも言えねぇ…
だからお前は何か言う事はあるか?」

「俺にはない」

「他は」

「アレはやりすぎると思う!」

藤堂の声に原田と永倉が賛同する

「総司は」

「僕は別にそぅでもないと思うんですよね。
実戦じゃぁ、そんなこと言っていられない」

まぁ、

たしかにそれも一理ある

だがな…

たしかに桜咲の実力で相手と試合をするのはな…

「今回は俺が悪い。」

桜咲がポツリと呟く

「いや。悪いとかじゃなくな」

「心配するな。稽古はする。が、隊士と関わらなければいい。」

「だがな…桜咲くん」

「その者には頭を下げておく。沖田さん。俺達は巡察でしたよね?
行きましょう」

それだけを言い残し桜咲は先に出て行った