「はぁっ!!」
ビュッと風をキル
その感覚はとても気持ちが良い
そしてかすかにする気配に振り返らずに声をかけた
「昨日から何?俺によう?」
「あちゃぁ~バレてはったか」
んなもん知るか
で?
「俺に用?」
「用ちゅ「監視か」
そぅ言うと相手は黙る
やはりな
当たり前だ
見ず知らずの奴を無理矢理入れたといえすぐに信頼出来る訳がない
まぁ、
私の信じてないけど
「いいよ。監視続けて。けど、もぅ少し気配は消しなよ?」
それだけ言って私は素振りを再開させた
「なぁ、俺は山崎 ススムや。仲ようしたって」
何故急に自己紹介する?
不思議に思いながら振り返った
そして振り返ったことに後悔した
「何故そんな顔をしている?」
とても悲しそうな顔だった
「え?顔言われてもしゃぁないやん。顔は生まれつき」
はっとしたことから自分がどんな顔をしていたことがわかっていたんだろ
すぐにその顔をやめ笑ってみせる


