数分経つが沖田は本気を見せようとしない

「本気、出してよ」

「それはキミも」

「…手加減しない」

「じゃぁ、僕も」

そしてまた打ち合う

「もぅ、終わらせてあげる」

そう言いだしたのは沖田だった

私だって、負ける訳にはいかない

「はっ!」

?!

三段突き?!

でも…

「甘い」

私はそれを軽く避ける

「なっ?!」

「「「「嘘だろ?!」」」」

沖田もいつのまにか集まっていた奴も驚きの声を上げた

「俺も…「あれ?」

今入ってきた奴の声は私にも聞こえた

「あいつ、女だろ?」