「はぁ~…それにしても、疲れたなぁ…」 「あぁ…バレずにここに来るのは大変だな」 複数の足音、何人者の低い声 私は物影に隠れその様子を伺った 「皆はん、長旅ご苦労はん よぅお越しになられましたな 幕府の犬共には見つかりまへんでしたろぅね」 怪しく笑う古田 いつもと違うその顔に少しばかり驚いてしまう だか、確信した こいつらは長州の奴らだ