「ふぇっ…」

なにかが溢れるかのように涙は頬を濡らしていく

もし、
許されるなら…

「嫌いにならないで!
舞を嫌いにならないで!!」

と、
願ってもいいですか――――?



「「舞」」

いつもと変わらない彼等の声色。

「「嫌いになるわけないだろ?」」

いつもと変わらない彼等の笑顔。

「あ、りがとぉっ…」

いつもと変わらない彼等の優しさ。

私はそれらにすがる様に彼等に飛びついた

彼等はそんな私の不安をなくすかのように私をずっと抱き締めてくれた。



もし、

許されるなら、




彼等と仲間になりたいと、
彼等の傍にいたいと、








願ってもいいですか―――――?