繭莉のめしつかいになったのは、生まれてすぐ。




0才―



「「「うわぁぁぁ〜んっ!!!」」」

「…zzz…」


「もう!男の子はにぎやかよね〜。ごめんなさい!!まゆちゃんママ」

「いいのよ〜!男の子は元気が1番!!!」

「…本当にごめんなさーい。……そうだ!ケーキあるんだけど食べる?」

「あらっ!いいわねっ♪」

「食べましょ、食べましょ♪」

「そうね!」

「3人とも、ミゼってお店………」



スタスタスタ―




「「「うわぁぁぁ〜んっ!!」」」

「…zzz………」


パチッ


「「「うわぁぁぁ〜っ……」」」

「うっ!(静かにしろ!)」

「「「……うっ(ごめんっ)」」」

「ふっ!(おやすみ)」

「「「うぅ……(おやすみ…)」」」

「…zzz…」





「あら?静かになったわね?」

「ほーんと!」

「やっぱり、ほうっておくのが一番なのかもね!」

「「そうね〜」」

「うふふ…♪」



母親たちは知らなかった……。


繭莉の恐さを……。


「「「……」」」

「…zzz…」