不良少年に恋をした。






「呼んだだけ~」

「……」




あーあ……。


カンペキに機嫌悪いよね。


そんな時、なにかを見つけたらしく、さっちゃんが目を輝かせて




「ねー!!山登らない!?」

「「「山……?」」」




辺りを見回すと、近くに大きな山があった。




「私さー、山登るの好きなんだよね!」




──いや、嘘だ。


前に、




『山登んのホントやだ。虫いるし泥だらけになるじゃん』




って言ってたもん。