*3日後*




─ぼけー……。




「ああ!あんた口からレモンティーこぼれてるよッ!」

「え?ああ……」




さっちゃんがあたしがこぼしたレモンティーをティッシュで拭き取ってくれた。




「ありがと……」

「ん」



気を使って、携帯をいじってあたしのことをほっといてくれるさっちゃん。


あたしはその日の夜、電話でその日あったことを話した。


さっちゃんは、深入りをしてこなかった。


そっちの方がありがたいんだけどね。


やっぱり一番の友達がさっちゃんでよかったって思えた。