藤澤陸……いてほしい。


いてくれなきゃ困るよ……ッ。


今、1人は……イヤッ……。


そんなこと思いながら図書室に入ると、藤澤陸がいて……。


そしたら涙がでてきた。




「クソ女どうだっ……」

「うう~……だめだったよぉ……。やっぱり思ってた通り、宇都宮さんが好きだったんだって……」

「………」

「あたしのなにが……だめだったのかなぁ?」




するとあたしは藤澤陸に抱きしめられた。




「ちょっ……!」

「俺、昔本気で好きだったヤツがいたんだ」




急になに……?