不良少年に恋をした。






話し合いっていうか……気持ちを確かめるっていうか……。




「このまんまじゃ、ダメだろ。こういうのは早くしないとな」

「ヘッ?」




すると腕をグイッと掴まれ、立たされたあたし。




「行ってこいよ」

「ふ、藤澤陸が……」

「あ?」




──優しくなってる。


今日はなんだか優しい。
なんでだろ?




「でも……!まだ図書委員だし、御堂くんも部活……」

「んなことは関係ねーよ。こっちは人いねーし。お前はどうしたいんだよ」

「あたしは──……」




あの藤澤陸がこんなに背中を押してくれてる……。




「……あたし、行ってくる」

「ん。じゃあな」

「ありがとう」




にっこりを笑ってお礼を言って図書室をでた。