かけぬける青空は、きっと君とつながっている

 
あたしに気を使ってくれ、話題にこそ出さないものの、心の中では、話したいことだって報告したいことだって、たくさんあるはず。

ハルたち夫婦を例にすれば、今日はちょうど、香ちゃんは健診のあとに実家に寄って一泊する予定なのだそうで、ハルも民宿へは顔を出さなかったし、香ちゃんにも会えなかった。


「うわ、超うざい」

「……またそんなことを言う。ちっとも変わりませんね、間宮さん。あまのじゃくすぎます」


再会したときの素直な間宮さんは一体どこに行ったのだろう、つくづく、ひねくれ者だ。

そう思っていると……。


「いや、だって、誰にも邪魔されたくないだろうが、今日くらいは。それともお前は、俺がワイワイ話すのを黙って見てられるのかよ」

「そ、それは……無理かも、です」

「ふん。アホめ」

「……、……」


一瞬、ハルが間宮さんに抱きついて離れない様子を想像してしまって、しかもハルなら十分にあり得ると思ったあたしは、それは確かにうざいかも……と、不謹慎ながらも思ってしまった。

そうすると、間宮さんは、またしても勝ち誇ったようにフンと鼻を鳴らすもので、そんな彼には絶対に適うわけがないと諦めたあたしは、しかし少しの反抗心で頬を膨らませる。