かけぬける青空は、きっと君とつながっている

 
同じく手で日除けを作った塩田さんと、姉妹のような会話で、しばし、じゃれ合う。

底抜けに明るく、まるで太陽を思わせる塩田さんのこの雰囲気があたしはたまらなく好きだ。

「きゃー!焼けちゃうー!!」と、史料館の駐車場に停めてある、ラジオ局の宣伝広告もばっちりの軽のワゴン車へ一目散に走っていく塩田さんの背中を、あたしも笑って追いかけた。


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「あ……っ、メール!」


そういえば、まだ見ていなかった……と唐突に思い出した、ラジオ局からの帰り道。

仕事場に戻ると、さっそく取材の編集や原稿書き、そのほかの雑務に追われ、メールのことはすっかり頭から抜け落ちていて、思い出したのは結局、民宿に帰る長い登り坂の途中だった。

そういうわけである。


「昨日は遅くまで頑張ったから今日は早く上がってね」と言ってくださった塩田さんのご厚意で、まだ明るいうちに帰ってはいる。

けれど。


「思い出したからには、やっぱり気になっちゃうし。……うん、戻ろう」


と、独り言を呟き、きびすを返す。

塩田さんに連絡をして、携帯か、民宿にある、あたし個人のパソコンに転送してもらっても特に問題はない……というか、そのほうが簡単だ。