タタタタタッ



「由香ー?階段は歩きなさーい?」



一階から母親の声が聞こえた。



「わかってるー!お母さん、おはよー!」



「おはよう。」



そういって微笑む母は両手で大量のおかずを手にしていて、



「はやく朝ごはん食べなさい。」



と言った。