月が見る夢の星

「……ょう。
誰か来ませんでしたか?」

「君たちが来た」

「以外で」

「俺しかいなかったよ」

「わかりました」

「ここは俺の隠れ教室なんだ。
それとも君たち俺の仕事を手伝ってくれるのか?」

「いえ。来ていないならいいです。
仕事の邪魔をして申し訳ありませんでした」

扉に耳を当て話の内容を聞き取る。

「生徒会長」

「わかってくれたか。
サンキューな」

――生徒会長!!

嵐生 石榴(らんしょう ざくろ)
高三。月とは二つ違いの先輩。
生徒に人気がある生徒会長。
面倒見がよくモデルのようにスラッとしてイケメン。

「……」

そんな人に月は助けられた。
少しはお近づきになりたいと思ったこともある。

ガラガラッ。
急に扉が開き驚いた。
改めて見ると確かに生徒会長。
いつも遠くからしか見てないけど生徒会長には間違いない。