私はどうして。
いつから?
誰に聞いても答えてくれない。だって……。
周りには誰もいないから。
ううん、いるんだけど私には近づいてくれない。
どうして?
ねぇ、どうしてなの?
やだ、やめて。
お願いだからそんなこと言わないで、お願いよ。

この場からいやになり逃げ出すように……違う人から逃げてるんだ。
どうして?

それは……――。

――いじめ、あっているから……――。
私に向けられる言葉の数々。

「こっちに来るな!!」

いつから?
空は青く雲ひとつなく涼しい風が少女の周りに吹いている。
朝の授業が終わり昼ご飯も食べ終わり自由時間になりみんながみんな好きなことをしているのに少女は一人ポツンといる。

右肩に垂らした髪が風で揺れ心の中に自然と入っていくようだ。

「臭くないか?」

反対側にいる男子から鼻を押さえ、どこで匂う?
そんな言葉を言ったあとに刺さる視線。