過去の秘密、

隆:杏……。
臣:……そうだったんだ。
杏:……あ。すみません。失礼します。

【臣、隆】

臣:俺、杏の事分かってると思ってた。
でも1つも分かってなかった。

隆:でも、杏があそこまで追い込まれてたなんてな。それにしても腕掴んだだけであんなにフラッシュバックするなんて。

臣:よっぽど怖かったんだろうな。
おれ、ずっと杏の側にいたい。
心から笑ってる杏を見たい。

隆:臣……。俺、杏の事が好きみたいなんだ。臣は?

臣:俺は…。分かんない。

隆:そっか。でも、杏は臣の事好きだと思う。臣に助けを求めてると思う。
臣がそれに答えないなら俺が杏を守る。

臣:……俺、杏が好きだ。杏を守りたい。

隆:分かった。