MYG倶楽部 〜まるで夢のような学校生活のために〜

「はぁ?試作品?一体何の事…………」


「おーい、傷ー」


しばらく呆気にとられていた由奈が、我を取り戻して傷の肩をつついた。


「あ?何だよ」


「この人、誰?」


「おっと、紹介が遅れてしまいましたね」


男性は由奈に顔を向けると、口元に微笑を浮かべた。

「正確には、おれにはもう人の名はありませんが…………周りには〈縁〉と呼ばれています。どうぞ宜しく」