待ってるよ。ずっと。

私は信じられなかった。
怖くて、声なんかでなくて。

顔を青くしてその場にドサッと座り込んでいると、近くを通勤中のおじさんが私の方をみてきた。

そして私は、声が出せない唇を必死に使って、

「た す け て」

と。口を動かした。