待ってるよ。ずっと。

亜咲は、転校生ながらも明るくてノリがいいから、休み時間や授業中も男女わけへだてなく遊んだりして人気者だった。
そんな亜咲が、私に話しかけたのは一つの理由があった。……私は余りにも他人と関わる事が少なく、小テストなどで男子にカンニングとかをされてもどういう風に、どんな感じで怒ったり注意したりすればいいのかわからなくて。こんな事は長年の付き合いがあるクラスメイト達も、わかる人はかなり少ないはず。でも、亜咲には分かったのだ。極少ない時間の中でもわかったのだ。だからせめて…乃々香が普通に皆と接する事が出来るように…ちょっと手助けしてやろうと思ってくれてただけだった。しかし、
亜咲の目に映る私はそんな惨めな子じゃなかったらしく。どうしたらいいのかなんて毎日のように考えてるし、まだまだ意見がまとまらないからぼぉっとしてるだけだったらしい。自分でもよくわかんないケド。そのことを知った時から、亜咲は私と本気で付き合っていきたいな、と思い始めてくれたんだって。