次の日の放課後、美術室に行くと、遥斗は椅子に座って腕組みをしていた。
「何してんの?」
「ポージング」
「は?」
「座ってる絵じゃつまんないでしょ? どんなポーズにしようかなって」
「……あたしが?」
「うん」
要するに、あたしのどういうポーズをキャンバスに描こうか悩んでいるというわけか。
「どんなポーズでも、それをいかに美しく描くかが遥斗の仕事でしょ?」
「わかってるよ。でもデッサンみたいなポーズはさすがにダメでしょ」
「じゃあ、外行く?いろんなの見たら思い浮かぶかもよ」
「機材運び出すのめんどい」
「じゃあ、この教室の中であたしにポージングしろと?」
「そういうこと」
「雰囲気がない……しかも何なの、この男」
意外にめんどくさいな。
「何してんの?」
「ポージング」
「は?」
「座ってる絵じゃつまんないでしょ? どんなポーズにしようかなって」
「……あたしが?」
「うん」
要するに、あたしのどういうポーズをキャンバスに描こうか悩んでいるというわけか。
「どんなポーズでも、それをいかに美しく描くかが遥斗の仕事でしょ?」
「わかってるよ。でもデッサンみたいなポーズはさすがにダメでしょ」
「じゃあ、外行く?いろんなの見たら思い浮かぶかもよ」
「機材運び出すのめんどい」
「じゃあ、この教室の中であたしにポージングしろと?」
「そういうこと」
「雰囲気がない……しかも何なの、この男」
意外にめんどくさいな。