ーside夢七ー



「むぅー」




あたしは、一人グレていた。




あたしの隣には眠くなってウトウトしているもうじき3歳になる夢弥がいる。




「夢弥ー?眠かったら寝ていいよ?」





あたしがそう夢弥に言うと、夢弥はあたしの手を掴んで、




「いや」




そう短く答えた。