あいつのことは少しにくいが、彼女が幸せになれるなら…。





彼女が、笑っているなら。





俺は彼女の恋を応援しようと思う。





確かに心臓は締め付けられるように、いたいけど、いつかおめでとうって言えるように。




そしたら、あきらめは付くのかな?





俺は近くにあった椅子に腰掛けながらそんなことを思った。







こんなにも好きなのに、この恋は届かない。





なぁ、そうだろう?





呉羽さん…。