バンッ!




あたしは課長の机の上に思いっきり手を置いた。




そして、課長を睨みつけてから





「あたし、この会社辞めます」




そう言って課長の机から離れた。





こんな所になんか二度と働きに来るか。





あたしはそう思い、いつも使っている机の前に来て、片付けを始めた。





自分の所有物をササっとカバンの中へ入れる。





あぁーっ!





はらたつっっ!




あたしか片付けていると、





「そうか、その方がこちらとしてもいい」





そう言って課長はあたしを笑いものした。





あたしは黙って片付けを終わらせて




「お世話になりましたっ!」




会社を後にした。