そして




「冬弥君いいね〜」




ピピピッ




カシャッ





今に至る。





冬弥君はカメラの前で可愛い笑顔で笑っている。





あぁ、凄いな。




年下の冬弥君にあたしはそんなことを思ってしまった。





ていうかあたしこんなところに居ていいのだろうか?





なんか冬弥君が前もって言ってあるからいいんだよって言ってたけど、なんか心配。






そんな時





「大変ですっ!」





スタッフの方がドアを開けて焦るようにカメラマンに耳打ちをしている。





なんだろう?