「はぁー....」 考えれば考えるほど考えはまとまらない。 けど、絶対素敵な誕生日にしなくちゃね? 若菜の事を考えると自然に頬が緩む。 「ひーなーたー。お風呂、次、どーぞ」 「....っ」 いきなり僕の隣に現れた若菜に少し動揺する。 濡れた髪に、オレンジ色のパジャマ。 若菜から香るシャンプーの爽やかな香り。 見た目からしてお風呂上がりだろう。