日向の甘い吐息が私にかかる。





ドクンッドクンッ





ああ、もう本当に心臓に悪すぎる。





「ひな....」





「TPOぉぉぉぉぉ!!」





グイッ






日向と私の距離がキス出来そうな距離になったとき、突然夏樹の叫び声が聞こえて景色が反転した。






「おっお前ら!!公然ワイセツ罪で逮捕する!!」






「ふん、死刑執行ね」






顔を真っ赤にして叫ぶ夏樹の隣で目がギロリと輝く愛様が静かに呟く。