いくら子供でも、全て見られてしまったら意味だって理解してしまう。
混乱した私は、凛の頬にメスを撫でつけてしまった。
凛は倒れ込み、失禁した。
怖かったのだろう。我に返り、凛を抱きしめた。
しかし、様子がおかしい。
息が荒く頬は紅潮し、足を痙攣させ、ぴくぴくと震えている。
…果てた?…感じているのか?
私は理解した。
凛は、人に痛みつけられることで性的な悦びを感じる。
おかしいことではない。こういう患者の診察をしたこともある。
「…パパ…なんか体がおかしいよ…あついよ……う…」
「…大丈夫だよ、凛」
この子は私の子だ。
悦びを与えるのも、この私。
