「どうしたの、朝から賑やかなんだね」

入ってきたのは銀髪の長身の男の人。
優しく笑いながら入ってきた


「よお」

「あ、帝ちゃん」

「おはよう、拓斗に莵さん・・・と」

チラリと私を見てすぐに微笑んだ。

「冬森雪さんですよね。
今日からよろしくお願いします」

スッと手を出してきて、
急いで握手をした。

「あっ、よ、よろしくお願いしますっ!」

良い人そう・・・
王子様って感じで、

「あ、雪!紹介するね。
副生徒会長の蒼龍院帝(ミカド)、
古くから続く茶道の家元の息子で
すんごく優しい王子様!!
常に成績がトップで町でも有名なの」

へぇ~~~!
すごい。

「それより田舎おん・・・、
じゃなくて冬森!お前、生徒会の会計な」

私を睨みながら仁王様が吐き捨てるように言った。
って・・・
え?


「あっ!それ良い~♪♪
雪と一緒に生徒会した~い!!」

「えっ、あ、ちょっ・・・!?;」

「こら二人とも!
冬森さん困っているじゃないか。
本人の承諾がないとだめだろ」

帝くんが2人を止めた。
でも、

「あぁ!?入るだろ?」

「雪ぃ~、一緒にやろうよ~~!?」

「ぁ・・・;;」

いかにもダメと言わさない雰囲気の仁王様と
可愛くおねだりするうーちゃん。

「私は・・・良いです・・・・ょ?;」

断れないよぉぉぉぉぉっ!!!!;;

「本当っ!??雪、大好き~~♡♡」

ま、まぁ・・・
大丈夫だよ、ね。







始まって早々、不安な生活になってきた・・・;;