「いってきます」




「こら、祐介ッ、
ちゃんと服を着てきなさいっ」




俺は肌寒さを感じながら、
母さんの言う事も聞かずに
いつものように玄関を出た




一歩外に出てみると、
冷たい風が俺の頬を赤く染める










俺はカバンを自転車のカゴに入れて
学校へ向かった