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「寒さと疲労で俺バタンキュー」
旭がめまいがするフリをして
俺の肩にのってきた
「触んなよ」
「ゆーちゃんヒデー」
あのあと、体育教師に言われた通り
俺たちは持久走をした
そして体育が終わったあと
校長の判断で下校する事になった
いきなりの出来事に戸惑ったが
皆家に帰れるという事で
カバン片手にさっさと帰っていった
俺と旭は雪が道路に積もっているので
自転車を押しながら
自分の家へと向かう
「あ、あれ恭ちゃんじゃね?」
周りの景色をぼーっとみていると
旭が声をあげた
前方にビニール傘をさした
2つ結びをしている
女子高生が見えた
「あ、ホントだ」
「恭ちゃーん!」
旭がそう叫ぶと俺を置いて走りだした
