アルコール8%




その後も私が悩んでたり失恋してたりすると

ふと現れて



慰めてやるとか言って亮の家に行くのが定番になってる。


もちろん亮の相手もしてやる




いろんなことを思い出しながら


もう一度亮の顔を見上げると


今度はニヤニヤしていた。




どうせ変なことでも考えてるんだろ。




「亮くん?


気持ち悪いよ?」



「え?バレた?

なんつって



まぁ、いつでも声かけろよ、俺しばらくは金髪だし目立つからすぐわかるだろ」



そして去り際、付け加えるように




「あ、あとキスするとき当って冷たいから


唇のピアスもっと地味なのにしろよな!」



そうお節介を言って去っていった。





下駄箱に向かっていったから今日はもう授業に出ないのだろう。




私は面倒くさいが午後の授業に向かった。