アルコール8%




「亮か、


って金髪なんてあんたしかいないか!」



さっきの苛立ちはどこにいったのか


思わず楽しくなって亮の髪をボサボサにしてやった。



「やめろよー

俺の黄金の髪が傷むだろ?なんつってな


お前また生徒指導?」




「あーね。

少し化粧濃くしただけで呼びやがってさー


暇つぶしにすんなーってかんじっ」



キャハハっと笑って


近くのベンチに二人で座る。




亮は私の顔を覗き込む。




「化粧なんかしなくてもそこそこ可愛いんだから


無理すんなよ?」





「そこそこって何だしーっ!亮は全然かっこよくな…





ふと唇を塞がれる。