「亮か、
って金髪なんてあんたしかいないか!」
さっきの苛立ちはどこにいったのか
思わず楽しくなって亮の髪をボサボサにしてやった。
「やめろよー
俺の黄金の髪が傷むだろ?なんつってな
お前また生徒指導?」
「あーね。
少し化粧濃くしただけで呼びやがってさー
暇つぶしにすんなーってかんじっ」
キャハハっと笑って
近くのベンチに二人で座る。
亮は私の顔を覗き込む。
「化粧なんかしなくてもそこそこ可愛いんだから
無理すんなよ?」
「そこそこって何だしーっ!亮は全然かっこよくな…
ふと唇を塞がれる。
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