そして、入学式を終え、親と一緒に家に帰って行った。
「お姉ちゃん!
西高どうだった?
さっそく不良の人と仲良くなったりした?
ねぇーってば!」
「なるわけないでしょ!
クラスの子とは、まともに話してないんだから。
話したといったら、1人だけだしー。」
と、私は妹の麻衣(まい)の質問を軽く返して、すぐ布団にダイブ。
「ちぇっ!
でも、お姉ちゃんにしては珍しいね。
1人だけとか?
お姉ちゃんのことだから、クラスの女子とかでも全員と話して仲良くなって機嫌よく帰ってくるかと思ってたのに。

その真逆で帰ってくるとは。
何があったの?この麻衣様が聞いてやる。」
と、毒舌を吐きながら、あたしの隣に座ってきた。
麻衣ながらの優しさか?
ちなみに、麻衣はあたしの2個下で中2。
だけど、たまに、あたしより大人っぽくなったりする。
しかも、あたしより女の子らしい。
流行に敏感なお年ごろ。
あたしと真逆だ。

「じゃあ、その優しさに甘えて、聞いてもらう。
麻衣、、担任が禿げで副担も妊娠並のお腹したデブだった。
そのショックがでかいわけっすよ。」
と、愚痴った。
「それは、ドンマイ。
てか、友達になった一人のことは、連絡先とか交換したわけ?
それって男??」
と、あたしの愚痴に対しては冷たく突き返された。
で、質問攻めだ。
こやつやりおるな・・。

「しましたけど、残念。
女の子です。
しかも、西高では珍しいおとなしめの子です。」
と、連絡先を見せて言ってやった。

その時だった。
「お姉ちゃん、メール来るみたいで、見れない。」
と、冷めた声で言われた。

(ハズっ・・
てか、誰だ?)

と、届いたメールを見た。