「そうだったのか。
それはすまんな(笑)」

「そんなこと思ってないくせに。
ウソ臭いわー。」

「あ、バレた?」

「『あ、バレた?』じゃないだろ?!
てか、お腹空いてる?」

「ペコペコー。
何?作ってくれるの?」

「大したものは作らないけどね。
食べるの、食べないの?」

「食べますー。
あ、リクエストで和食希望。」

「はい、はい。
じゃあ、ちょっと部屋から出てくれん?」

「二度寝する気かー?
それは許さんぞ。飯、飯、飯ー。」

「うぅー着替えるんじゃ、ドあほー!!!」

「お?!
すいませーん‼」
と、慌てた様子で出て行った。

「もーデリカシーないんだから、もう。
あ、てか、和食かー…時間掛かるな。
うん。
作ってる間風呂でも入れとこー。」
と着てる服を脱いだ。
けど、脱いで気がついた。

(あ、着替え持ってきてないや。)
で、また服を着て、仕方なしに自分の部屋に行った。
私の部屋には、二度寝している栄一が居た。

(なんだ、こいつ。
人に散々二度寝するなっていったやつが。)
と、ムカついたから、つい寝てる栄一のほっぺを引っ張った。
そしたら、変な顔になってて、しかも、その痛みで栄一が半目になりながら、起きた。

「変な顔ー。」
と言って、目覚めの軽いチョップをかまして、妹の部屋に戻った。
で、部屋に入って、一応布団とかも軽めに直して、急いで着替えた。