高校生ー揺れる関係ー

「だから、最初から言ってんじゃん!
てか、浮気紛いな事した女をどーしたら、そんなに思えるの?
ねぇ?教えてよ?」

「あれは…」

「なんも言えないじゃん。
冬馬はただ隣に居てほしいんだろ?
有紗が好きじゃなくても。

でも、もう有紗は…無理なんだよ…
辛いんだよ…
さっきだって、あんなに大泣きしてたじゃん。

もう解放してあげな?」

「あぁ…でも、どうすればいいんだよ…俺。」

「んなこと知らねぇよ!!
お前が決めろ!!

何でもかんでも人に聞くんじゃねぇ!
分かったか!!」

私は、思わず言葉遣いが荒れた。
だけど…もう我慢の限界だった。