高校生ー揺れる関係ー

「離せーぇ!!」

「嫌だね。」

「離せ!!」

「セクハラぁー!」

「誰がだよ!」

「おまえがじゃー!」

「なんだと!?
まぁ、それは置いといて。
なんで逃げんだよ。」

「な、なんとなく?」

「なにそれ?
ふざけてる?」


「そういうつもりない。」

「そうは思えないけど。
まぁ、戻るよ。」

「え?!」

と、私は掴まれたまま来た道を引き戻された。

私は、何も言うことのできずされるがままだった。