高校生ー揺れる関係ー

「大丈夫!?和樹。」

「あぁ。」

「女に守られるって恥ずかしいな…
まぁ、ありがとよ(笑)」

「別にいいけど…」

「なんか言いたそうだなぁ~?」

「族ってしょちゅうこんなことあるの?」

「別にしょちゅうはねぇよ。
てか、俺の族は警察が目が届かないとこを締める平和主義の族だし。」

「そっか…














私、入るよ…族。
私も許せない…こんなこと。」
と、私は、和樹の傷を持ってたハンカチで押さえながら、言った。

和樹は、やっぱり目を見開いた。