しばらくして、歩が戻ってきた。

「で、何?」
って、さっきまで外を見てた有紗が聞いてきた。
そして、それに答えたのは歩だった。

「あのさ、有紗。
冬馬と何かあった?」

「いや、別に。
冬馬とは何もないよ?」

「ホントに?有紗」
と、私は聞いた。
「ホント。
てか、2人はなんでそう思ったわけ?」

「あー私は・・なんか2人が距離置いてるように見えるし、前みたいとは違うように見えるから。」
「・・考えすぎ。歩夢は。
歩は?」
「私も2人がおかしいし、有紗の行動に疑問持ってるし。」
と、歩はうじうじしながら言った。