「てかさぁーもうすぐで球技大会だねぇー。」
って、私は、窓際の席でそう呟いた。
「まぁー・・・その前には、期末だけどなぁー。」
と、後ろで憎たらしい声が聞こえた。

【プチン】
私の何かが切れた。
「もーいちいち言わないでいい!」
と、私は、後ろを振り向いて、後ろに居たやつを叩いた。
「痛っ! ホントのことだろ!」
って、叩いたところ撫でながら、上目遣いで言ってきた。
「はい、はい!」
って、私は拗ねたふりをした。

「はい、そこ!
またじゃれ合いしてんじゃないよ。」
って、私たちの間に入ったのは、有紗だった。

「別に好きでやってないし!」
「俺だって、好きで叩かれたりしてねぇよ!」
って、私らが同時に反論。
そんな私らを見て、有紗はため息を零してた。

もう、この光景は、私のクラスの日常茶飯事になっている。

そう、私と毎日言い争いして、私の席の後ろに居る・・栄一。
文化祭から、急激に仲良くなって、今じゃ、こんな感じ。