「舜どうしたの?忘れ物?」

舜は私の幼なじみ
本当に私の幼なじみなの?
っていうぐらいかっこぃぃ

「何で泣いてんの?」

「えっ?私泣いてないよ?」

「俺に嘘通じると思う?
 目ぇ真っ赤っかなんですけど(笑)」

「舜ーふぇっヒック」

舜は何も言わずに
頭をよしよししてくれた

その優しさが今の私には
苦しくて、でも必要だった

「だいぶ落ち着いたな」

「舜ありがと!帰ろー」

「おぅ。」

他愛もない会話をし
家に帰った

「杏奈!明日一緒に学校行こうぜ」

「うん!じゃあ8時に舜の家行くから」

「遅れんなよ(笑)」

「もぅ!バカ舜!
 私はもう子供じゃないよ!」

舜と私は家が隣同士で
親同士も仲良いの