季節は流れ春になった。美波たちは二年生になった。

いじめもだんだんエスカレート。自殺に追いやった生徒は3人目になった。

「根本結衣。あんたは、わたしに何したか覚えてますか?」


「そそんなことしてない・・」


「あんたは、わたしにね、こういうことしたのよ。」


そういって美波は、結衣を椅子の上に立たせた。首にロープをかけて。

「しーね、しーね」


「「「「しーね、しーね」」」


仲間の声が重なる。


「あたしがこの椅子けったら、あんた終わりだね。あはは。」




「ごめんなさいっ許して、お願いっ」



「あー、あんた覚えてないの?あたしもそうやっていったらあんた、なんて言ったと思う?」




「・・・さっさと死ね。」




「・・うわあああああああああああああああああ」


結衣は叫んだ。そして、椅子から足を離そうとした。


「いい気味。」




その時だった。





「だめーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ」


どこからか声がした。