「会いたかったよおー!おねえちゃあん!!」


「ほたるうう!!」


やっと、会えた・・、わたしの大好きなおねえちゃん・・。


「蛍、聞いて!あんたが集めた証拠で、わたし無罪になれるかもしれないのよ。

 あんた、すごいね。すごいよお!」

「見つけてくれたんだ・・。いつか役に立つかもしれないと思ってとっといたの。」

急に、蛍は泣き始めた。

「だけど、瀬戸川のおばちゃんが・・、おじちゃんが・・・」


「蛍・・・」


美波は優しく抱きしめた。


「蛍・・!退院したら、お墓参り行こ。」


「うん・・」




二人の会話は朝があけるまでつづいた。