「ホントですか?」

「ああ・・、それに、現場のゴルフクラブをきちんと調べなかった警察も、それなりに

 処罰はあるだろう。」


「やっと・・、やっと・・!」


これで、自由になれる。思い悩むこともない。

だけど、自分がしたいじっめこへの復讐は正しかったのか。

それだけが、美波の頭をよぎった。





すると、手術室の明かりが消えた。

「先生!蛍は?蛍は?」


「安心してください。幸い急所を外していました。手術は成功です。

 麻酔は一時間で切れるでしょう。」


「!!ありがとうございます」


美波は病室へ向かった。


「蛍・・。よかった!あたしの無実が証明されるよ・・。」


誰かがわたしを呼んで、手を握っている。


お母さんかな・・。


おねえちゃんかな・・・。




はッ

蛍は目を覚ました。


「蛍!」


「・・・もしかして、お、おねえちゃん?」


「蛍!まさか・・・」


蛍は、ついに記憶を取り戻した。