太陽と雪



聖マリアンヌ学園。美波と蛍が、生き別れたあと、蛍はここに預けられた。

「まあ、もしかして、美波ちゃん?」


「え・・?」


「いきなりごめんなさいね。わたしはここの学長よ。ささ、上がって。」





美波は応接間に呼ばれ、温かいミルクティーを出された。

「苦労したでしょう?」

「・・・あの、白い目で見ないんですか。」




「ふふ・・。どうして?」



「わたし、少年院出たんですよ?」



「あたしわかってるから。あなたが無実だってこと。」



「どうして・・?」



「蛍ちゃんがいってたのよ。『おねえちゃんは無実だ』ってね」


「蛍が・・・?」


「美波ちゃん蛍ちゃんのこと探してるでしょう?協力するわよ。」


そして、蛍のことを話し始めた。