「はい?」 またこの人は…。 やっぱり変な人なんじゃ…。 「かわいいから抱きしめたくて!」 「はい?」 うわー。やっぱり変な人じゃん。 えーと。えーと。とにかく… 「すみません、私帰るので。」 くるりと彼に背を向ける。 これでいい。早く帰ろう。 また変な人に会ったら嫌だし。 私は歩き出した。 そのときだった。